Author Archives: 管理 修正用

心に残る今月の一冊

                                  塩井純一 「言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか」 今井むつみ、秋田喜美著:中公新書2023年刊   認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生 […]

Science Park 7月号No3 ★共生は…共感する全ての哺乳類が持っている…原始的本能から始まる★ 

2023年6月14日「認知症基本法」が成立し、日本国民は「共生社会」の実現を推進するために認知症に関する正しい知識と理解を深め「共生社会」の実現に努めなければならないとされました。 認知症は。発症を遅らせることだけでなく […]

Science Park 2024 7月号No2 ★認知症と記憶のメカニズム★

見たものは…たいてい思いだせますか、記憶に自信がありますか、実際は、私たちの脳と記憶は常に私たち自身をあざむいている。。。しかし、それには理由があるのです。 記憶とは、ただ記録しているわけではないのです。記憶は、注意深く […]

Science Park 2024.7月号.No1 認知症にならない為にすべきこと~なった時のために準備すること

誰でも年をとると、経済力、健康、思い出、生きがい、ついには、生活歴や生きるよりどころまでもが失われていくのです。その時々に私たちは漠然とした恐れの感情が湧きあがってくる。 この不安感こそが認知症を引き寄せる。 ある意味、 […]

心に残る今月の一冊

「六条御息所 源氏がたり」 林真理子、小学館、2012年 1,000年も前の平安時代に書かれた、「源氏物語」の数ある現代語訳の中から林真理子の本書を取り上げたのですが、彼女によれば紫式部の「源氏物語」を彼女なりに再構築し […]

インスリンとアルツハイマー型認知症

Insulin and Alzheimer’s Dementia ~インスリンはアルツハイマー型認知症に効くの効かないの・3型糖尿病を巡って~★ 今回は、インスリンとアルツハイマー病の研究についてです。 米国 […]

進化論は生命体の成り立ちを探るオキシトシン効果

Even if you have dementia, “be like that person” 私達の心の中に於いては。神が私たちの肉体だけでなく倫理までも想像したと考える人が多い事でしょう。 […]

Science Park April 2024 issue

人工知能が教えてくれる認知症ケア「キョウメーションケア(Kyomation Care)」 ~人工知能が認知症の人を見守る時代~ 現代の脳科学のいちじるしい進歩は、認知症のすべての謎を知り尽してしまったかのように原因疾患に […]

「我々はどこから来て、今どこにいるのか?」

エマニュエル・トッド著 堀茂樹訳、文藝春秋、2022年 (フランス語原著は2017年刊) 現主流の「経済至上主義的アプローチ」に対して、「人間の行動や社会のあり方を『政治』『経済』より深い次元で規定している『教育』『宗教 […]

Future Forecast:未来予報~2025年に50億人が水不足になるほど暑くなるのをご存知ですか?~

進行し続ける後期高齢者の増加、それに伴う社会保障費、医療費の負担額増加に対して、私たち自身はどう対応していくべきでしょうか。 これまで国を支えてきた団塊の世代が給付を受ける側に回るため、医療費、社会保障やその他の課題にど […]

Science Park~ビックデータを使って認知症を緩和する~

ビックデータを使って、認知症対策の新たな取り組みが始まっています。 グループホームで共同生活を営んでいる18人の認知症の方々…日常生活に支障をきたした高齢者が入居しています。 認知症の人が目の前で次々と示す、激しい物忘れ […]

Science Park★もしも記憶を読み取れるマシーンができたら?★

人の思考を解読してリアルタイムで文字に変換する「心を読むマシーン」があるとしたら・・・ 人工知能(AI)で今、最も注目されている技術の一つが「認識技術」です。 画像認識、音声認識、表情認識など、画像や音声といったデータか […]

心に残る今月の一冊

「人新世の『資本論』」 斎藤幸平著、集英社新書、2020年   「人新世の資本論」の読後感想文です。 理系の私にとってはチト手ごわい文系の挑発的啓蒙書でした。物足りないかもしれませんが、その分短くでき […]

心に残る今月の一冊

「ユーモアは最強の武器である」 ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス著 神崎朗子訳、東洋経済新報社、2022年 「笑い」は認知症対策に良いことが知られているのですが、アルツハイマー病研究者としてこの話題「ユーモア」 […]

Science Park 2024 デフォルト・モード・ネットワークと認知症

~“ぼんやり”と何もしていない時の脳が認知症のBPSDを緩和する~ デフォルト・モード・ネットワークとは、“ぼんやり”と何もしない時に脳が勝手に仕事をしてくれると言う脳内ネットワークの活動を言います。 私達の脳は、話をす […]

Science Park 2024 認知症に罹るか、介護者になるか、あなたが選択する時

世界で人口の高齢化が進むにつれ、いまやアルツハイマー病をはじめとする認知症を有する高齢者の絶対数が著しく増加している。 今後、少なくとも80歳まで生きる方が1000万人を超えると言われていたが…、 総務省統計局は、195 […]

Science Park 2024 エニアグラム

誰でも年をとると、経済力、健康、思い出、生きがい、ついには、生活歴や生きるよりどころまでもが失われていく、その時々に私たちは漠然とした恐れの感情が湧きあがってくる。この不安感こそが認知症を引き寄せる。 ある意味、認知症は […]

心に残る今月の一冊

塩井純一 「死にたくはないが、生きたくもない」小浜逸郎著、幻冬舎、2006年 ショッキングなタイトルですが、初老期を見据える著者が、これからどう生きるかを模索しています。老後の生き方を扱う数ある類書と異なり、無理やりと思 […]

心に残る今月の一冊

塩井純一 「バカの壁」養老孟司著、新潮新書、2003年  「まえがき」で「人生でぶつかる問題に、そもそも正解なんてない。とりあえずの答えがあるだけ」と書いているのですが、多いに同意、続く「一つの問題に正解が一つ […]

Science Park 2024 ★老化のメカニズムで認知症予防★ ~病気の元凶は、老化にあるという~

人生が終わりに近づき、衰えの見える頃 を「人生の黄昏」と言いますが、アメリ カ合衆国第 40 代大統領のロナルド・レ ーガンの演説に I now begin the journey that will lead me i […]