Mystery and Secrets~夢のクリスマスがやってくる~

Mystery and Secrets

~夢のクリスマスがやってくる~

1224日…外は雪景色

もう何回、クリスマスを過ごしたか、体の衰えを感じるようになった。

このところ、毎朝、布団から起きるのが辛い…そんな方はいませんか!

いいニュースがあります。

古くなっても、すぐに修理交換すれば…元通りです。

これこそ体を浄化する不老不死の薬です。

どれくらい飲めばいいのかって、人間は永遠の若さを求めて、老化を防ぐ道を探してきました。

老化防止に効くのは、イチゴ、赤ワイン、オメガ3脂肪酸、ビタミンCです。

科学による解明が進む中で、分かったことがあります。

老化のスピードは、変えられるということです。

最近の研究で…小動物(マウス)では、成功しました…だから、きっと、人間でも同じ結果が出るはずです。

老化が少し遅くなるだけでも、影響は計り知れませんから…

年を取っても体が若い…70年経っても50歳なんです。

体力テストの結果によると、ここ20年近くの間に高齢者は5歳以上若返っています。

また、老化のメカニズムが解明されつつある今、人間が若返ることは不可能ではなくなってきたのです。

http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~jnakayam/_src/sc734/pubj12.pdf

つまり、老化は防げるのです…そして、いずれ人間の寿命に影響が及ぶでしょう。

医療にもかつてない変化が起きます。老化が遅くなれば…

年を取らない薬、まるで漫画の世界の道具が現実に出来るかも知れません。

2018年、世界中の専門家たちが集まり老化と病気の考え方を変えるための会議が行われました。

世界を変えるかもしれない会議です。そして、彼らは数か月後、画期的な臨床試験の発表をしました。

試験の目的は、人間の老化を遅らせるという医薬品の開発についてです。

これまでの治療法は、どれも特定の病気に効くものでした。病は気からといいますが、感懐の治療法は、あらゆる病気に効くものです。

まさに全く新しい発想です。

老化は病気の一部であるという認識は、一般の人にはありません。

癌が治るという記事は皆が飛びつきますが、ところが老化防止の話題になった途端に、インチキ臭いとか非難されてしまいます。

これから大衆を説得しなくてはいけません…が、本当に実現可能なのでしょうか…

ところが、科学的な裏付けが十分に揃ってきた今こそ創薬のチャンスだと言います。

ベビーブームから時が流れ、最後に生まれた世代が65歳を迎える現在。

今から2040年までに65歳以上の人口は2倍に、世界全体では3倍に増えるのです。

しかし、2015年から日本の人口が減ってきています。

高齢者の多くは、今後一人で、癌や心臓病、さらに糖尿病やアルツハイマー病と闘うことになるのです。

私も…あなたも…

これから年を重ねれば重ねるほど、その不安は大きくなるでしょう…

ですから、老化治療の臨床試験で成果が出れば、医療や介護に革命が起こるのではないでしょうか…

そのためには、老化は回避できるという証拠を揃える必要があります。

老化の進行は止められ…人類の永遠のテーマがついに現実になりつつあるのです。老化がなぜ起こるのか?人間は解明を進めてきました。

でも老化のスピードの仕組みは謎のままでした。

そこで、線虫の遺伝子をランダムに操作して、寿命を調べました。

生まれてから死ぬまで毎日5分づつ撮影します。

すると普通の線虫が老いていく一方で、遺伝子を操作した変異体の線虫は、元気に動き回っていました。

ある一つの遺伝子を変化させた線虫の寿命が、2倍になったのです。

https://www.ted.com/talks/cynthia_kenyon_experiments_that_hint_of_longer_lives/transcript?newComment=&language=ja

たった1つの遺伝子で、寿命が倍増するなんて、他の生命現象と同じく老化も遺伝子によって、操れるという考えが広まりました。

https://www.u-tokai.ac.jp/about/research/institutions/advanced_biosciences_research/kiyou/index/pdf/2016/01_9.pdf

http://www.jsbmg.jp/products/pdf/BG38-1/38_1_3.pdf

ショウジョウバエの同じ遺伝子を操作しても…やはり長く生き延びました。

http://www.jsbmg.jp/products/pdf/BG38-3/38_3_8.pdf

同じ作用を起こす薬も開発されました。

遺伝子による研究は徐々に広がり始めています。

同様の遺伝子操作でマウスの寿命は確実に延びていました。老化は修正できることが、動物で何度も証明されているのです。

残るは人間での試験です。

1900年頃の私たちの平均寿命は、およそ50歳、それが今では80歳まで伸びています。

科学と医学を進歩させることで、私たちは長寿を手に入れます。

でも、そのぶん老人の期間が長くなり、体力の低下に苦しむ人も多いのです。

せっかく長生きしても、その間ずっと病気では、人生が辛いだけです。

長寿と健康は両立しなければいけません。

私が注目したのは、健康に生きる100歳以上の人達です。

100歳を超える人は、どんな生活を送っているのか…きっとそこにヒントがあるはずです。

そこで、極めて健康に生きる100歳以上の人を尋ねてみました。彼らの生活習慣について私は想像していました。それは、きっと若いころから健康的なことばかりしていたはずだと…

ところが健康食品やエクササイズを行っているわけではなく、普通の食事しかしていませんし、運動は朝食を買いに400m先のコンビニまでしか歩いていませんでした。

皆の回答は、私の想像とは違いました。

午後には、和菓子屋の若野(横浜の藤が丘にある老舗)まで大福を買いに行く、「あんこ」たっぷりの奴が好きなんだという…食生活は決して健康ではありませんでした。

タバコも50年間は吸っていました、彼らの半数は肥満で運動もしていません。

男性の6割と女性の3割は喫煙者でもありました。

つまり、生活週間に関係なく…長生きできる秘密があるということです。

彼らには、共通の遺伝子があるのでしょう。

おそらく共通の遺伝子は、近年の研究において言われている老化、寿命を制御する遺伝子ネットワークであるインスリンシグナル伝達(インスリンによる作用を伝えること)にかかわるものではないでしょうか…インスリンはDAF-16転写因子を抑制的に制御します。つまりインスリンシグナルが低下するとDAF-16が活性化され、DAF-16が活性化されると寿命を延長させる因子の転写が起こると考えられているからです。

http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/second/spaceaging/basic_knowledge.html

それらが危険因子から彼らを守っているのではないでしょうか…

高齢者は複数の疾患を同時に抱えています。

骨粗鬆症、股関節の障害と乳癌、大動脈弁狭窄症、冠動脈には4か所拡張用の管が入っています。73ヶ所の管が入っている人もいるのです。

医学は驚くほど進歩しています。

しかし、心臓発作や脳卒中から命を救えたとしても…すぐ後に肺炎など別の理由でなくなることもあります。

なぜなら体が老化すると、あらゆる疾患にかかりやすくなるからです。

健康的な老いには限界があります。病気は治せても老化は防げないからです。

問題を抱える高齢者が増加しているので、病院まで歩いていくことも難しいのです。

亡くなるまで、毎日病院へ通う生活やベッドで寝たきりの余生を望む人なんていません。

理想は出来る限り長く、正常に体が機能することです。

カリフォルニア北部の研究所(Buck Institute)では、老化を遅らせることで病気を防ぐ方法を研究しています。

https://www.buckinstitute.org/

私達の健康寿命を延ばす医薬品の開発に向け、原子的な生命体である単細胞生物で実験をスタートしています。

酵母は簡単にたくさん培養できます。

一度に数十パターンも検査でき実験が効率的に進みます。

酵母で効果が見られた化合物は、より複雑な生物でテストしていきます。

線虫の場合、老化した時の症状が人間の高齢者に起こる病気に驚くほど似ているのです。

老化した線虫の中では、不溶性タンパク質が蓄積します。線虫にとって有害な物質です。実はアルツハイマー病の脳内にも同じ物質が蓄積するのです。

薬は寿命を延ばすと共に、この有害なタンパク質を減らします。

薬で老化を抑えることが出来れば、老化に起因する病気も防げるというわけです。

スクリーニング検査で有効な化合物を特定したら、実験用のマウスでのテストに移ります。

転倒による骨折や、骨がもろくなることも高齢者の心配のひとつ、骨折がきっかけで寝たきりにもなるからです。

高齢のマウスをCTスキャンによって、高解像度の画像で解析し、骨の退化を遅らせる効果があった化合物を特定、治療薬の開発には、さらに精度の高い画像出細胞への作用を調べなくてはなりません。

GEGlobal Research Centerでは、ヒト組織をかつてない高解像度で画像化することに成功しました。

複数のタンパク質をヒト細胞から検出できる新しい技術のお陰で、タンパク質をそれぞれ色に染めて可視化させることで、組織内における量と位置が分かる精巧な分布図を作成できるようになったのです。

その結果、全てのタンパク質を解析して、何処が薬に反応したのか突き止めることが出来るようになったのです。

そこから、人体への影響と寿命への作用を読み解くのです。

そして、MAYO MEDICAL CENTERでは、老化のもう一つの仕掛け老化細胞の研究に取り組んでいます。

分裂を停止した細胞は、老化細胞と呼ばれます。周囲の細胞を傷つけてしまいます。

老化細胞を除くとどのような効果があるのでしょうか…

マウスに運動をさせて測定した結果、走行装置での運動量を比べると新薬を歩行が困難になった年寄りのマウスに与えると、運動量は1回の投与で正常に戻り、7日間も効果は持続したと報告しています。

老化の根本的な仕組みを薬で治し、健康寿命を向上させる、このことを証明する研究が現在の最先端研究なのです。

マウスと同じように、人間にも効果があるのか試す段階にきているようです。

老化の原因を1つずつ取り除くことで、病気とも決別できるわけですから、老化はコントロールが可能な現象だということです

今年のクリスマスは、まさに歴史的な瞬間でもあります。

誰もが避けられなかった老化と言う生命現象に治療法が生まれたのです。

最期の日まで孫と遊んだり、世界中を旅したりして、ある朝、亡くなる。

まずは、遺伝子で自分の状態を分析してみることから始めてはどうでしょうか

http://yg-llc.com/dna.html

既に最先端の健康寿命維持が始まっているのですから…人生の最期のクリスマスの日まで、何回も、楽しいクリスマスを過ごしてください…

大事なのは、晩年に病気をしないこと…

クリスマスおめでとう…

https://www.youtube.com/watch?v=yCmr3Ya8TiE

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