Life Story
~あらゆるものが繋がり合う私たちの世界~
ちょっとした行為が、地球に大きな影響を及ぼすことがあります。
例えば、ペットボトルの投げ捨て、それがはるか遠くの浜辺をゴミだらけにしているかもしれないのです。
私は海が好きで、たまに南国の国にやって来てはダイビングを楽しんでいます。
ここは、カリブ海の浜辺、ヤドカリが、新しい家を探しています。
毎年何百万トンものプラスチックゴミが海に流れ出しています。ゴミを背負うヤドカリの存在は、世界各地で報告されています。
何しろプラスチック製の家は相当長持ちしますから、でも、すべての生き物が変化に適応できるわけではありません。
人間が地球の環境を変えてしまったら、大半の生き物は厳しい状況に追い込まれてしまうでしょう。
世界の何十億人もの人間が、毎日明かりをつけ、トイレを流し、エアコンを使っています。
それには代償が伴います。
宇宙から見てみると、大気を始め、どんなものにも限りがある事がわかります。
地球という優れたシステムを維持していく能力にも、限界があるのは明らかです。
地球にとって最大の脅威は、おそらく私たち人類の存在では無いでしょうか?
それでも希望はあります。
何かを変えていく事で、かけがえのない私たちの故郷を守る事ができるかもしれません。
1968年12月24日のクリスマスに、アポロ8号ミッション中の宇宙飛行士ウィリアム・アンダースが撮影した地球の写真はご存知のことと思います。「史上最も影響力のあった環境写真」として知られ、大きな話題を呼びました。Earthrise:「地球の出」としてアースデイをはじめ様々な環境運動のアイコンとなったのです。
私たちが地球の姿をカラーで見たのは、これが初めてだったからです。
月を撮影していたら偶然写り込んだらしいのです。その時の宇宙飛行士達のやり取りの一部を紹介します。
オー・マイ・ゴッド!
この景色をみてくれ!
ほら地球が昇ってきている。
ワオ、美しいじゃないか。
(アンダース)
撮るのかい、予定にないよ
(ボーマン)
ジム、カラー・フィルムはある?
(アンダース)
早くカラーのフィルムをわたしてくれないか…とても貴重な写真です。
地球の美しさを世界中に伝えた1枚の写真でした。
その後、宇宙飛行士達の多くは、宇宙から地球に帰還した後、地球環境活動に力を注ぐようになるのだそうです。
でも、実際の地球は、もっと凄いそうです。
光り輝く海、美しく雄大な大陸、そして地球を包む大気の層…
この地球は、宇宙の中でも、特別な場所だと言えるのではないでしょうか!
私たち人類は今、二つの転換期を迎えています。
まず、劇的に増えた人類が、地球を変えつつあるのです。
また、宇宙からの視点で地球を一つの家としてみると、地球人として皆で共有しているという事です。
インドに行った際、ヴリンダーヴァン(Vrindavan)という町を思い出します。インドには、収穫を祝ってホーリー(Holi)というお祭りが有ります。
諸説はありますが、休日(Holiday) の語源とも言われているお祭りです。
ホーリー祭は、通称「色の祭典」と呼ばれ、色のついた水や粉を町中の人がかけ合い、全身カラフルなインクまみれになって豊作を祈る春のお祭りです。
このお祭りに参加しようと大勢の人達がインドにやってきます。
人々がお祭り好きなのは万国共通ですね!
世界中に収穫を祝うお祭りがあります。インドでは新たに命に満ち溢れる、この時期の到来を色鮮やかな祝福します。このお祭りの凄いところは、人と自分を隔てる垣根が消えるところです。お祝いのために皆が一つになります。
地球をみんなで共有しているという意識が高まるお祭りでもあるのです。
皆が集まれるのは幸せな事です。子供も、若者も、老人も、一緒に楽しむのです。
泣いている赤ん坊も、寝たきりの老人もこの日には町中からいなくなるのです。
全ての人のためのお祝いですから、病んでいる人や貧しい人も大歓迎です。
このホーリーは色彩と幸せが溢れるお祭りなのです。
“楽しまなくっちゃ”…という気分に不思議と襲われるお祭りなのです。
旅先で初めて見て感動した、お祭りです。
ところで、妙な笑いをするようになったら、認知症の始まりかも知れないという研究があります。
認知所の方48人の家族や友人にアンケート調査したところ、認知症と診断される数年前から、患者の笑いのセンスが変化したと多くの人が気づいていたのです。
もちろん、これには、悲しい場で笑い出すなど、周囲を不愉快にさせる現象も含まれてはいますが、多くの専門家は、笑いの変化が認知症の兆候になり得るかどうかについては、さらに研究が必要だとしています。
認知症には様々な種類があり、前頭側頭型認知症は比較的珍しい認知症ですが、影響を受ける脳の部位は、性格や行動の決定にかかわるため、ここで認知症を発症する人は自制心が損なわれ、衝動的な行動が増え、世間との折り合いに苦労するようになるといわれています。
前頭葉と側頭葉の脳細胞の働きが障害されて起こる認知症で、40〜50歳代の若い年代での発症が多い病気でもあります。
前頭側頭型認知症の多くは、タウ蛋白とTDP-43蛋白に関連した遺伝子のどちらかの異常により引き起こされると考えられています。
脳の理性を司る分野が損傷されるため、初期の頃から性格が変化したり、店先のものを勝手に食べたりするなどの社会的行動の障害が現れますが、記憶や見当識は比較的保たれているため、家族は妙な笑いを感じるようになるのです。
ピック病と呼ばれることもある病気で、万引きなどで病気が発見されることもあります。
この認知症には大きな特徴が有ります。
①病職の欠如
自分が病気であることを自覚できる能力が欠如するため、しばしば受診や通院が困難になります。
②無関心・自発性の低下
身だしなみを気にしなくなり、お風呂に入らなくても、服が汚れていても平気になるのです。意欲や自発性の低下も顕著になり、仕事などに身が入らなくなりますが、こだわっていることは、とても熱心に行うのです。
③感情・情動の変化
理由のないのに機嫌よくニコニコ笑っていることが多くなるのです。
ところが、イライラ感も強く、不機嫌になると大声を出して怒ったりすることから、家族が気付くようになるわけです。
④影響されやすい
目に入ったものをいちいち読み上げたり、目の前の人のしぐさを真似したり、何かの文句につられて即座に歌を歌い始めたりするのです。
落ち着きが無くなり、一つの行為を続けられなくなります。何のことわりもなく突然その場から立ち去ってしまう幼児期のような「立ち去り行動」が見られます。
⑥言葉の症状
語義失語と呼ばれる言葉の症状が出現してきます。文字の読み間違いも多くなります。
⑦繰返し行動
同じコースを何度も歩き回る「繰返しの散歩」や同じ言葉を繰返したり、同じ動作を何度も繰り返すようになります。
⑧反社会的な行動
気のおもむくまま、周囲を気にせず「我が道を行く行動」が出現します。他人への配慮やマナー、礼儀、行儀作法がなくなり、自覚がないまま、万引きや窃盗、盗み食いなどが認められ社会問題を引き起こしてしまいます。
⑨食行動異常
食事の好みが変わったり、以前より大食いになったりします。
➉身体症状
筋萎縮性側索硬化症が5%程度の方に合併すると考えられています。
一方、笑うことは、認知機能の活性化を促し、免疫力向上など健康維持に良いとされ様々な研究がすすんでいます。
「笑う門には福来る」「笑いは百薬の長」有名なことわざにもあるように、笑いが健康にいいというのは昔からいわれてきた。
笑いはユーモアを理解し、面白いと思うことで起こる行動であるため、高次脳機能によりその機能が維持されていると考えられているのです。
したがって、日常生活において笑う頻度が多いことは、高次脳機能を維持し、笑うこと自体が脳機能の維持に働く可能性があるといいます。
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/warai-genki/waratteninchishoyobo.html
また、脳を高次機能を維持できる同じような事は、目の前にもいっぱいあります。
例えば、凄く美しいものを感じた時や、人生観が変わったりするものを感じた時です。
よく観察するとそんな出来事が、当たり前のように目の前にあることに気づきますよ!