Up・date ★赤ワインを飲んで記憶力をアップさせよう!★

脳が心を作り心が脳を育む、脳と心は時として信じられない力を見せ認知症ケアの中で

奇跡を起こすことがある。認知症ケアや治療の最新情報と奇跡を起こすケアや治療法などをUpdate今回は、11杯の赤ワインを飲むと記憶力が良くなるというお話です。
その原因がレスペラトロールと呼ばれるポリフェノールの一種、実はこのレスペラトロールは日本の高岡道夫先生によって1939年に発見された日本生まれの認知症薬かもしれません。
レスペラトロールにはアルツハイマー型認知症の進行に関与する何らかのメカニズムがあると考えられています。
その一つが、サーチュインと呼ばれる遺伝子との関係です。
サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または抗老化遺伝子とも呼ばれ、低栄養状態(飢餓状態)やカロリー制限を行ったとき、または運動を行うとサーチュインが活発に働くようになり老化を防ぐことが分かっています。
栄養制限や運動などは身体的には有効でも精神的にはストレスが増してしまい結果は逆効果になってしまうのです。

しかし、
1日1杯のワインを飲めば、レスペラトロールによりサーチュインタンパク質が活性化され、結果老化防止になると聞けば、なんだか喜ばしい代替話です。
レスペラトロールは血圧が高めの人は、血管拡張反応を改善し、動脈硬化を防ぎます。
それだけでなく脳の血流量を増加させることで認知症を予防することも可能だという報告があります。研究ではレスペラトロールを250~500㎎摂取後、45分以降で前頭葉の血流の亢進が認められ、脳機能の改善に役立ったというのです。
また、レスペラトロールがβアミロイドにより誘発される神経細胞損傷から細胞を保護していることも分かってきました。
試験では、海馬の神経細胞の再生や情報伝達速度が速まったなどの報告さえあるのです。
βアミロイドは凝集してアミロイド・プラークを形成するペプチドで、アルツハイマー型認知症の特徴の1つとされています。
さらに、レスペラトロールは種々の細胞から形成されるβアミロイドの量を抑える効果や分解も促進しているようです。
マウスの実験ではレスペラトロールを与えると脳内のアミロイド・プラークが減少していることが分かりました。
しかし、レスペラトロールによりサーチュイン遺伝子をONさせるには、1日に150㎎以上の摂取が必要なのです。

今のところ、
150㎎以上の上質なレスペラトロールが配合されたサプリメントはないのです。一本の赤ワイン(700)の中にはレスペラトロールは、わずか3.54.0㎎程度しか含まれていないので、1100本近く飲まなければ効果が無いということです。 
ちょっと残念なので、記憶力増進のヒントをお教えします。
高齢者の記憶力減退の元凶は注意力散漫です。21世紀に生きる個人として、我々は大量の情報にさらされ続けています。これは情報過多と呼ばれています。これらのストレスから認知症が発症するという報告が数多くあるので、現代の
日常生活の細かいことに注意する
(覚える)簡単なテクニックをお話しします。

赤ワインを飲みながらリラックスしてストレスから解放されることも一つですが、人生を急がないで進むことが実は記憶力を維持し認知症予防になるのです。

まずはスピードを落とすことです。歩くスピードや作業を行うスピードを少しだけ落とすことです。若い人に追い抜かれたからと言って”むき”になって追い返さないことが大事です。

スピードを落とすことで、脳で経験したことを処理する時間ができます。そうすれば「記憶の定着」にも役立つからなのです。

また、何事にも”意識を持って集中”をすることです。
集中は記憶力強化のカギだからです。
意識を持って集中する方法には、公園の木立を眺めながら、葉の11枚の様子を絵に描いたり、言葉に置き換えたりします。
それだけで十分集中できるのです。俳句や短歌は認知症予防になる日本の療法なのです。
そして、情報を大声で繰り返すことです。覚えたいことを声に出すことで、情報を取り込むことができます。この時こそ赤ワインを飲みながら、声を出してみてはいかがですか、歌の歌詞を覚えることは最適な認知症予防になるのですから。

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