認知症高齢者介護記録、簡単に作成

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北海道の介護新聞(平成25年12月5日)にKCISが取り上げられました!
小樽市のグループホームひまわりの丘は、認知症高齢者研究所の根拠に基づく介護記録を簡単に作成できる情報管理システム「KCIS(ケーシーズ)」を今月から導入した。認知症高齢者800万件のケア記録に基づき、選択肢をチェックするだけで客観的な記録が作成でき、推奨されるケア対応も自動表示。BPSD前兆発見や転倒リスク意識喚起にも対応しており、現場職員の負担軽減、ケア質向上につながると期待している。
KCISは、認知症高齢者研究所が開発した認知症ケア専用ソフトを組み込んだクラウド型情報共有システム。羽田野政治代表理事が15年かけて認知症高齢者800万件のケア記録を基にアセスメントプラン、ケア実践を体系化した内容を、タッチパネル対応タブレット型端末の画面上に示される選択肢や、推奨するケア対応などに反映させた。
紙媒体が主流の介護記録は記入作業の負担が大きく、内容も記入者の経験や資質によってばらつきがあり、主観的になりがち。KCISは入力が選択式のため、主観が極力排除され、経験の浅い介護職でも的確な記録作成をサポートする。将来の医療・介護連携本格化を見据え、記録は医療現場で使われているSOAP方式を採用。医師や看護師、薬剤師など医療職が見ても利用者の状態を正確に把握できる質の高い記録を残せる。利用者の症状に応じ、根拠に基づくケア対応が自動表示されるのも大きな特徴。ある利用者に対して推奨されたケアが無効だった場合、代替案が示されるとともに無効例を記憶し、次回以降はこれまでの経過を加味した対応が示されるなど学習機能も備え、使うたびに利用者の特徴をとらえ、より最適なプランが表示されるという。GHによる導入は全国2例目。福島誠一管理者は「現場目線のシステム。これが浸透すれば、介護の現場がガラリと変わる。ケアの質向上と標準化、職員の業務負担軽減、離職率防止にもつながるはず」と強調。「新たな職員確保が困難な中、今いるスタッフをいかに定着させ、成長させるかという観点からも期待は大きい」と話している。GHひまわりの丘を運営する総合ケアサービスはKCIS代理店を兼ね、2014年1月から道内で普及啓発を進めていく考えだ。
北海道の介護新聞(平成25年12月5日)より引用。

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