第7回羽田野杯100名が参加!

2012年8月18日にKyomationCare研究会事例発表会~第7回羽田野杯~が行われました。
発表会開催にあたりまして、ご参加いただいた皆様、並びに審査員・発表者・平野浩彦先生・協賛企業の方々には厚く御礼申し上げます。
 今回の発表は、介護施設や歯科医師、食品関係企業など幅広い職種の発表となりました。
また、記念講演では、東京都健康長寿医療センター研究所 専門副部長の平野浩彦先生による、「認知症の方の食支援を考える」をテーマに、実際の施設での食事の様子を動画で流し、食器の色や配膳方法などケアでの工夫やポイントをわかりやすくご説明いただき、とても興味深い講演となりました。
以下は、第7回羽田野杯で見事「最優秀賞」を獲得した、事例を記載しています。
地域密着型KAIGO人材育成プロジェクトを目指して
~介護人材の育成とキャリアサポートの兼備~
発表者・共同研究者/所属等
福尾靖子
中元秀昭
(株)さくらコミュニティサービス
【目的】
多くの介護現場では、離職率が高い、募集をしても人が集まらないなど、人材難と言う問題に直面している。
しかし、こうした状況の中でも、ケアの質を下げることなく、利用者の生活を支えることが求められている。
「介護現場の人材育成は難しい」と言われるが、「認知症高齢者介護が出来る」人材育成になるとさらに難しいと言われている。
増え続ける認知症高齢者に対して、認知症に関する知識が不十分で、経験の浅いスタッフが介護することも課題となっている。スタッフの定着率が良くない施設も多く人材も不足していることなどから、一日も早く成長してほしい、また育成する機関はないのかと願う管理者は多い。本研究では、実際の現場で役に立つ介護人材育成と認知症の視点と利用者中心のケアの指導を育成時よりキャリアサポートし認知症対応可能な介護職の育成を兼備した教育システムと人材養成校を「地域密着型KAIGO人材育成プロジェクトとして、介護の担い手を輩出することを目的にした。
今日の介護業界において認知症介護を議論する際に、「利用者の視点」が大きなテーマになっている。
この仕事は「人を尊敬する」「相手を尊重する」という基本から始まっているわけですから、認知症介護の教育で言われているような「入浴・排泄・食事」の3大介護を重視するあまり、人権や個別性が考えられていないと言えます、そのため単に流れ作業で行ってきただけといわざるを得ません。制度、設備や数の面では発展してきましたが、肝心のソフト面の充実がなされていない、ケアでなく援助行為になってしまったと言えます。
本研究は、このような業界に対して専門性を持つ人材育成の可能性を検証し今後の人材育成のあるべき姿を模索するものです。
【方法】
「利用者の視点」とは「利用者の気持ちになって」「相手の立場になって」というような相手を受容することではなく「利用者の望む人生」「自分らしく生きる援助」と考え、詳しく言えば、趣味や日課、好物を食べる、墓参りに出かける、お酒やタバコをたしなむ、旅行や買い物に行くなど利用者が思う生活を自分自身の思いを実現、継続できることと考え、利用者が自分らしく暮らせるように関わる姿勢や持つべき方針が「利用者の視点」であることを教育の中で重みを置き、「利用者が望む生活の基本」をカリキュラムとして教育した知識・技術の向上プログラムを提案しました。また、キャリアサポートでは利用者が生活の主体となり、介護職員、施設は何のために存在するのだろうかをテーマに上位資格をサポートしていきました。そして結果としてKAIGOリーダーとして果たすべき役割が何かを導きながら地位向上をサポートしました。
また、方法として、私たち教育機関の役割を明確化しフォローアップやセミナー、上位資格提案から就業サポートまでを一貫化し認知症症状を有する利用者であろうが、ベット中心の生活を送っている利用者であろうが専門性を持って介護にあたれる人材育成と生涯をともに地域に携わっていける介護スタッフを育成するカリキュラムのキャリアサポート(就業サポート→施設見学→フォローアップ→セミナー→上位資格提案)の順を追って通して報告します。
【倫理的配慮】
発表に際しては、個人情報、秘密保持に配慮を行いました。
【結果】
住み慣れた土地で介護を学び、仕事における社会環境を作ることで介護者の施設流失を防ぐ結果になった。また、「利用者の視点」にたった専門性を持つ人材が地域を活性化していくことが出来、地域のコミュニティを作る結果となった。都市部では、介護の職場を求めるスタッフと結びつけることができ活性化が図られた。
【考察】
今後、地域密着型KAIGO人材育成プロジェクトのその先に目指す未来を6つの視点を通して問題点を提起し当日発表する。

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