認知症予報【Special Edition】

2025年問題をご存知ですか?

進行し続ける後期高齢者の増加、それに伴う社会保障費、医療費の負担額増加に対して、私たち自身はどう対応していくべきでしょうか。

これまで国を支えてきた団塊の世代が給付を受ける側に回るため…医療費、社会保障やその他の課題に、私達はどう取り組んでいけばいいのでしょう。まして、認知症患者数は2025年には約730万人…5人に1人は認知症になると推測されているのです。

実は、それだけにとどまらず、深刻な問題が…超高齢社会となった日本に襲いかかってくるのです。

それは…
2025年までに起こりうる地球規模の問題が迫っていているのです。

2019年、地球の平均気温の観察が1800年代後半に始まって以来、暑い年のトップ8はこの10年間に集中しています。

人類史上類の無い暑さがこのところ続いているのです。

2019年は観測史上、最も暑い年で2014年から連続して更新されています。

グラフはhttp://www.grida.no/climate/ipcc_tar/wg1/fig2-20.htmより引用

このままでは、数十年以内に計り知れない事態に陥ることでしょう。

専門家によるとこうした気温の上昇は、日本で起きている一連の自然災害の要因だといいます。

九州、四国を襲った巨大な線状降水帯は、九州、四国、中国地方の甚大な洪水を招きました。

自然災害による被害は、気温の上昇でさらに広がります。

地球の気温は既に1度上がっているのです。たった1度上がっただけで…あれだけの災害が起きるのです。

2019年7月3日、九州南部地方では降り始めから降水量が1000mmmを超えるという驚異的な雨が直撃しました。それは、通常の台風の3倍位の雨量です。

8月29日から降り続いている九州北部に記録的大雨をもたらした秋雨前線は、週末にかけて九州付近で引き続き活発な活動を続ける見込みです。

九州では9月1日ごろにかけて大雨が長引き、災害の危険性が高い状態が続くでしょう。すでに九州では今月19日ごろから断続的に雨が降り続いており、異例の秋雨の長期化となりそうです。

台風でもないのに、とにかく降雨量が多いのです。

このような日は、BPSD発症率が増える傾向にあるのです。

実際に、前頭側頭型認知症(ピック病)の方は気のおもむくまま、周囲を気にしないといった「わが道を行く行動」や一つの行為を続けられず突然その場から立ち去ってしまう「立ち去り行動」は晴れている日よりも4倍近く発症しているのです。豪雨のときには身体症状の悪化に随伴して、更にレビー小体型認知症の方では、歯車現象の筋強剛や静止時振戦が増えるなどのパーキンソン症状(パーキンソニズム)や幻視や錯視の訴えも顕著に現れてくるのです。

関連記事http://www.kyomation.com/2016/12/12/今月の認知症予報★豪雨の日にBPSD発症率が増える/

8月27日、梅雨前線の活動が活発になり、鹿児島県鹿児島市本城町では、土砂崩れが起こり、いちき串木野市の2859世帯の約6千人に避難指示が出されたのを皮切りに、国道3号も土砂崩れで通行止めとなり、九州新幹線も熊本(熊本市)-鹿児島中央(鹿児島市)の上下線で一時、始発から運転を見合わせた。

各県によると、避難勧告の内訳は熊本が約7万8千世帯の約19万1千人、宮崎が約9万2千世帯の約19万3千人、鹿児島が約38万7千世帯の約82万8千人、めったに氾濫しない川まであふれたのです。

被害総額は、1197億円以上となりました。誰も予想していなかった規模で備えも不十分でした。稲荷川や別府川など8つの川が洪水時の最高水位を更新、倒壊した家屋は680件超え、行方不明者は22名にもなった九州豪雨と呼ばれる線状降水帯は記憶に新しい。

気候変動による災害は時に気まぐれで、九州地方が標的となったのです。

地球温暖化は、穏やかな瀬戸内海に変化をもたらしたといいます。

台風が四国に向う過程で、温まった空気が海、湖、川の水蒸気を吸い込んで、それが大雨となり地上に降り注ぐのです。暖かい空気はより多くの水蒸気を含むため、水の環境システムが大きく変わってしまうのです。

乾燥地帯では、干ばつがさらに増え、大気中に吸い込まれた水蒸気は、大雨となって恐ろしい洪水を惹き起こすのです。

つまり、2025年にはノアの箱舟のような洪水が当り前の様に起こるのです。

洪水に対抗しようと、東京湾に都市を移そうという構想さえあるのです。

未来は陸地ではなく水の上に、家、オフィス、道路が浮かんでいるでしょう。

都市全体が水の上に出来るのですから、美しいだけでなく効率的な設計になるでしょう。

たとえば、水の都市は全体の5%の建物が水上になるとします。建物は都市間を移動することも出来ます。

劇場や学校を水上に都市に接続するという発想です。未来都市の根幹にあるのは柔軟性です。未来は水の上にある。水は敵ではなく新しい存在だと考えます。

さて、東京の歴史を語るうえで…なくてはならないのが隅田川です。

荒川から分岐し、東京湾に注ぐ全長23.5㎞の河川は、江戸の時代から、経済発展と江戸の人たちの生活を支え、日本の文化の象徴となっているのです。


しかし、新河岸川、石神井川、神田川、日本橋川などの支流下線と合流する隅田川は、大洪水が増え続けた場合、時限爆弾になってしまうのです。

時は2061年、巨大な暴風雨が相次ぎ隅田川は氾濫、急増する水が東京の中央部を襲います。

今、その川が溢れ、周辺地域が水没しているのです。

東京の年間降雨量が8倍になり、その量は年間6,000㎜を超えてきます。

水は行き場を失い、排水量の許容量を超え、水が道路にあふれ出ます。

雨と洪水は下水道の水をも混濁させて、不衛生な水に触れることによる感染症のリスクが上がるのです。

世界の洪水被災地域では、腸チフスやコレラ、A型肝炎、マラリア、デング熱などが蔓延したケースが報告されています。

衛生環境が異なるとは言え、これらの感染症が決して国内で起きていないわけでもないのです。

土壌や環境水を吸い込むことで起こるレジオネラ症(肺炎や発熱を発症)や、環境水との接触によって恐ろしい感染症に…目が‟ゾンビ化”するレプトスピラ症(急性の熱性疾患)が発生しやすくなるのです。

感染症の発生には、感染源、感染経路、人の抵抗力・免疫といった3つの要素が必要となりますが、生活環境が汚染されると感染源の分布が変わりますし、溺れることによるレジオネラ菌の吸入は、災害に特徴的な感染経路といえるでしょう。さらに、不十分な栄養状態、避難生活による心身のストレスなどにより抵抗力の低下も背景の一つとなるでしょう。

グラスとビール瓶の関係です。

専用のグラスであれば、ビールはこぼれませんが、だが、倍の大きさの瓶から注げば膝までこぼれるのです。

利根川や多摩川は土砂ぶりに耐え切れず、道路と橋が崩壊、多くのコミュニティが生活を変える必要に迫られるのです。

その土地の降雨量に合わせて都市計画は勧められているので、今の都市は、平均降雨量を上回る大雨には対処できないのです。

つまり、これからの暴風雨は、傘などでは防ぎきれない危機をもたらすのです。

東京は広範囲の土地と何十もの町が地図上から消えることになるでしょう。

聞こえてくるのは、音楽ではなく水面に降り注ぐ雨の大きな雑音だけなのです。

気候の変化や気象というのは、人間の生命活動に大きな影響を及ぼします。

もちろんそれは、人間の本能に近いところで感じるものでもあるのですが、その気候の影響が一番出やすいのが認知症のBPSDだと言われているのです。

私でさえ、雨の日には気持ちは沈みがちになりますし、雨をタイトルに入れた歌には明るい歌は少ないし、雨の風景はそれだけで気分が落ち込んでしまいます。そして…それは、時にストレスの要因となり、不安からBPSDを発症するなど認知症の人にも良くない影響を与えるのです。

ただでさえ、神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンが低下しているところに、気が滅入るような降りやまない雨が…命を脅かす洪水になる現状は、不安というより恐怖といえるでしょう。

こういう時こそ、認知症の人を不安にしないように、決して一人にしないことがBPSDを発生させない唯一の方法かもしれませんね。

次回の認知症予報【Special Edition】は、2019年8月、南米アマゾンでの過去最大の山火事が発生しました。このアマゾンの山火事によって破壊される世界最大の熱帯雨林…人類滅亡のカウントダウンが始まった。

https://gigazine.net/news/20190822-amazon-rainforest-fire/

2119年、秋田県と青森県にまたがる山岳地帯で、豊かな自然が世界自然遺産に認定されていた弘西山地と呼ばれる森林地帯。

そこには、80歳以上の高齢者しかいない…いったい何が起こっているのか?

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