Science World【Special edition】

★脳の仕組みから日韓問題を考える★

日韓関係が悪化しています。


日本や韓国の多くのメディアは、日韓関係は最悪だという表現をしていますが、私は少し違うと思います。

世界中どこにでも、相入れない保守派とリベラル派はいるわけですから・・・

いまさらかもしれませんが、保守派とは・・・、旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすることで、自分の理念・主張を貫くために、相手と妥協せず、強硬に事に対処して主張を達しようとする人を指します。

一方、リベラル派とは・・・、「古い考えは捨てて、新しいことをどんどんやっていこう!」とする革新的な考えを持ち強硬手段をとらず、相手と協調しつつ事を収めようとする人を指します。英語のliberal(自由な)やliberty(自由)などの語源となった単語からできあがりました。

そこで、考えてみて下さい!・・・あなたは、保守派ですか?それともリベラル派ですか?

学術誌「Current Biology」に掲載されたバージニア工科大学カリリオン研究所のLead Montagu(リード・モンタギュー)博士の「保守派かリベラル派か」の研究では、83人の男性と女性の被験者に一連の画像(赤ちゃんの笑顔、美しい風景、動物の死骸、うじ虫、などなど)を見せ、それぞれの写真について、どのくらい“ゾッとした”かを評価してもらい、そのときの脳の活動状態をfMRIで観察したのです。

すると写真の評価では、保守派の人とリベラル派な人には“大きな違い”はなかったのですが、その人が保守派か!リベラル派か!によって、写真を見たときの脳の活動状態に違いが現れたのです。

具体的には、嫌悪感や感情の制御、注意力、そして記憶に関連する脳の領域の活動に違いが生じ、その部分の活動を分析して、その人の政治的傾向を95%の精度で予測できたと報告しています。

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-10/cp-loc102314.php

ところで、あなたは日韓関係をどう思いますか?

それぞれの考え方があるでしょう!
しかし、保守派とリベラル派の意見は滅多に交わりません。
脳の仕組みが互いに違うのでしょうか?
そこで、fMRIを使った実験を行いました。

保守派とリベラル派、それぞれの被験者に単純な賭け事をしてもらい決断を下す脳の活動を観察しました。

それぞれの被験者に百円を渡します。その百円は“キープ”することも“賭け”に使うこともできます。勝てば2倍になり、負ければ全ての持ち金を失うという単純なゲームです。

実は、この実験には…勝ち負けは関係ないのです。

狙いは政治的関係とは無関係で、脳がリスクを処理する仕組みを観察することです。

驚くべきことに、保守派とリベラル派では、リスクを処理する脳の領域が大きく違っていたのです。

保守派の脳は、全てを賭けるかどうかの決断で、常に扁桃体を使っています。

扁桃体は、直感や戦うか、逃げるかの反応を司ります。

保守派の脳は、賭け事のリスクを脅威として感じているのです。

一方、リベラル派は、賭け事の際に常に島皮質を使います。

島皮質は感情の認知を司ります。リベラル派にとって、リスクは解決すべき問題なのです。

もう少し詳しくいうと、島皮質は、意識的な感情を生み出す“心の体験”と関連していて、直感的な感情の体験である“気分の状態”をコントロールする役割を持つ領域です。

ゲームによる両者の出した結論は、ほぼ同じでした。

しかし、脳は全く違う体験をしていたという訳です。

実験でわかったことは、保守派かリベラル派かの違いが、目に見える全てを左右するということなのではないでしょうか?

一見、政治とは関係のない賭け事のような行為でさえ、世界の見え方や心の持ち方が、全く違うことは、驚くべき結果です。

ということは、私達が無意識に持っている…政治的思想は、生まれつき脳に組み込まれているということでしょうか?

まだ、はっきりと分かっていませんが、多くの研究家は、4歳から8歳までの未成年者の脳(ニューロン研究)を比較しながら、その啓示的な変化を使って、継続的に調査しているのですが、現時点で分かっていることは、人は20歳頃になると、保守派か!リベラル派か!によって、扁桃体と島皮質の大きさに違いが出るということです。

つまり、政治的思想が脳で固まるのは…、ほとんどの場合20歳迄だろうと言えるのではないでしょうか!

したがって、この先も保守派とリベラル派の意見の一致を見ることはまずなさそうです。

政治家や政治に熱心な人達は、反対の意見を理解することはできます。でも、脳が決して賛成はさせないということです。

脳の仕組から考えると、激しい差別主義は、今後もなくならないでしょうか?

マイアミ大学の心理学教授であるMichael McCullough博士によると、こうした保守派やリベラル派の感情は脳内で「目の前に達成感がある」といった感覚を生み出しているのではないかと言います。それは、喜びや報酬よりも…むしろ、目標に向かって突き進む欲望を追及し、復讐心を掻き立てるものだとも言っています。しかも、怒りはやがて習慣になるとまで

https://www.gizmodo.jp/2018/09/why-your-brain-holds-a-grudge.html

しかし、もしかすると進化の過程で、全人類の幸せを願い、互いに心を開くように脳の仕組みを変えられる方法が見つかるもしれません。

私が考える解決方法は、あなたと私が変わるために最善を尽くすことだと思っています。

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